ダム建設費膨張9兆円・工期延長で16倍の建設費増額も

starman21122007-09-05

先日の日経の記事によると『国土交通省が全国で建設中のダム149基の建設費が約9兆1000億円と当初見積もりの約1.4倍に膨らんでいて、工期の延長や設計変更で見積もりの約16倍の建設費を計上しているダムもある』とのことだ。
無駄な公共事業の見直しでいったん建設を凍結したダムも建設再開の動きがあり、さらに建設費が膨らむ可能性が大きいそうだ。 もうこうなると、改革路線を放棄した安倍政権は小泉政権発足前の公共事業に税金を無駄遣いする政治に逆戻りしているようだ。 既に族議員が表に復活してきて、無駄な支出削減どころか安倍政権発足以来始まっている事実上の増税は今後は更に加速することになりそうだ。

このニュースでまだこんなにも多くのダムを建設しているという現実を知って非常に驚いた。 民間企業だったら5年も遅れたら工事は中止させられ責任者のクビが飛んで当たり前だが、公共事業の場合は工事が遅れて35年経っても完成できなくても中止になることもなく、工期を更に延長して予算まで16倍に増額して工事を続けられるというのだから自民党国土交通省の非常識ぶりには全く呆れるばかりだ。 もちろんこんな状態になっても誰も責任を取るようなことは無いどころか、いつまでも(ほぼ無期限に?)事業が続き関係者だけが潤う仕組みらしい。。。
また、今日のニュースではあの平沼元経産相が無条件で自民党へ復党するそうだし、もう改革はやめてこのまま旧体質の公共事業依存型に戻ってしまうんだろうか。。。