下水溝から食用油 - 中国
なぜか日本のマスコミはほとんど取り上げていないようだが(本当は凄く大きく取り上げられてるのに俺だけ気付いてないだけかもしれないが)、中国では下水溝から食用油を生産するというとても信じられない事件が発生しているそうだ。
『下水溝に溜まった油を原料にして食用ラードを生産している』という通報を受けたことで工場へ立ち入り検査を行なったところ、油脂が腐敗した想像を絶するような悪臭が工場全体に濃厚に漂っていたそうだ。原料油には劇毒の農薬や廃棄油脂などは含まれており、経営者はそれを『ゴミ油』と呼んでいるそうで、その後の調査結果で次のことが明らかになったそうだ。
- 豚を屠殺した後に売捌けなかった肉を煮詰めて出来た豚油
- 皮革工場で豚皮を塩漬けにして乾かした後に竹で削り落とした豚油
- ホテルやレストランで何回も揚げ物料理等に使われて廃棄された油
- ホテルやレストランの汚水に含まれた油
- 下水溝に溜まった油
こうして製造された食用ラードは工場出荷価格で一般価格の半値と安いことから売れ行きは好調だったそうだ。とてもじゃないけど、気持ち悪すぎるし酷すぎる。これを読んだ後は吐き気がした。中国ではこうした営利目的で人体に悪影響を及ぼす製品を生産する事件が頻繁に発生しているそうなので、もし行く機会があったらこのことを必ず思い出さねば。日本にはとても美味しいChinese Resraurantがあんなにたくさんあるのに…恐ろしいことだ。